今から何年前だろう。まだ20くらいで大学生の時。サッカーがしたくて、ネットでサッカー仲間を募集するサイトがあったので、連絡してみたら返事が来た。
言われた場所にいってみると大学生や社会人が集まりサッカーをやっていたので、参加して河川敷でサッカーをやった。
バスケをやる時もあり、体育館で汗を流す時もあった。男女混合だった。
結構みんないい人たちばかりで、社会人の方から飯を奢ってもらったりもした。
自分が通う大学とは違って高学歴な方も多く、同年代だが大人に見える人が多かった。
全国レベルの高校で野球をやっていた方もおり、この人たちから学べること多そうだ!と感じ、最初の数回は意識高い人たちの集まりなのかなーと思っていた。
しかし、徐々に違和感を感じ始めた。
数回目の集まりの後、みんなで飯を食いに行った。食い終わって、帰り際に、面倒見のいい社会人の男性から、「今度、教会にお祈りに行ってみないか?」と言われた。
自分は、あまりそういうことに興味が無かったので、「今のところはいいです」と話をはぐらかした。
その後、最初に誘われた人からは勧誘を受けることはなかったが、違う人からかわるがわる勧誘を受けた。
自分がお祈りに行かないことがわかると、その人たちの態度はそっけなくなっていった。
なんだか怖くなってきたので、あまりその集まりには行かなくなり、自然消滅した。
今思うと、そのまま行き続けていたら間違いなく入信していたのではないか?と思う。
自分の人生も今とは違っていただろう。
ただ、何の宗教だったのか今でも分からない。
また、みんな穏やかでいい人たちだったので、少し悪いことをしたような気持ちがある。
もしかしたら、それはマインドコントロールの1種だったのかもしれない。
その当時自分はかなり人生に迷っていた。
自分に自信が無くて死にたいと思った時期だった。そういった所を悟られていたのかもしれない。
でも、最終的に自分を支えるのは自分しかいないと思って生きてきたから、今後もそれを続けていく。
自分はそれでいい。